朝6時のマクドナルドで人間観察

いまの職場は,駅から徒歩10分。
家から5分でバス停に着き,駅まで5㎞だから,まあ便利なほうだ。
今年の4月に勤務地が変わったのを機に,27年ぶりにバス通勤に切り替えた。

 

初めのうちは普通の通勤時間帯に乗っていたのだが,そのうち面倒くさくなった。
当たり前だが通勤通学客が多く,ラッシュになる。車内が混むのはいいとしても,道路が混んで時間がかかるのは鬱陶しい。これは電車にはないストレスだ。
そこで一念発起し,朝4時半に起床し朝食を自分で食べ,6時の始発バスに乗ることにした。これが想像以上の快適さ。
必ず席に座れるし,駅まで渋滞なしの5分で到着。日が短くなった今も続いている。

 

ここからが本題。駅についてからの2時間をどう過ごすか。
地方とはいえ一応ターミナル駅だから,駅前を含めてモーニングサービスはたくさんあるものの,ほとんどの店が7時開店。
そんななか,唯一6時開店のマクドナルドを常宿にするまでに,さほど迷いはなかった。(すき家は24時間営業だが,あそこに2時間居座る強心臓はない)

 

ここで,6時15分からコーヒー1杯で粘るのが私の至福の時間。
スマホで読売新聞をビューワーで流し読みし,ときどきスマニューやTwitterYouTubeをチェック。
1時間でWi-Fiが切れたら,残りの1時間は充電しながら,図書館で借りた本で読書タイム。おかげで異動前よりも読書量はかなり増えた。

 

しかし,こんな時間にマクドナルドに入り浸るのは,学生時代を含めて初めての経験。
どんな人たちが利用しているのかなと,最近は周りを見渡すようになった。
昼間や夕方は高校生に占拠される空間も,早朝は客層もバラバラ。
「勉強する学生」「ホテルの素泊まり客」「これから長距離旅行に行く人」などは概ね想定内だが,なるほどなあと思ったのはJR職員。
交代勤務明けなのか休憩時間なのか,疲れた表情の人が多い。こういう人たちのお陰で社会は回るのだと改めて実感します。

 

面白いのは,毎日必ず隅のゴミ箱隣りに陣取り,スポーツ紙を読みながらノートにびっしり書き込みしている人。
確かに,駅から場外車券場へのバスもあるよな。それにしてもすごい情熱だ……。
と思ったら,ある日ゴミ捨てついでにチラッと見たら,一般紙の株式欄だった。
ギャンブルマニアというより,予想マニアなんだろうか? 偏見はいけませんね。

 

8時10分を過ぎたら支度を整えて離席。 頭は仕事モードに変わります。
さあ,明日からも頑張るぞ。