わが愛すべきゲーム自分史(7) 1982年・10歳  ~ 液晶電子ゲームの進化 ~

ゲーム&ウォッチは,年々進化をしながら新しいタイトルが次々に生まれた。
1個6千円前後はそれなりに値段が張るので,友達と貸し借りしたり,互いの家を遊びに行き来しながら複数タイトルを遊ぶのが主流となっていった。

 

ワイドスクリーンでは,「パラシュート」「オクトパス」をよく遊んだが,一番面白く印象に残っているのは,マルチスクリーンの「ドンキーコング」だろう。
あの小さな液晶画面の中で,樽をジャンプでよけながら上がっていくスタイルがほぼ完全に踏襲されているだけでなく,最後にクレーンで脱出するギミックも追加されていた。

この作品はゲーム史的にも特筆すべきもので,現在まで使われ続けている「十字キー」が初お目見えしたことで知られている(発明したのは横井軍平氏)。
また,本体を折り畳みにして2画面でゲームプレイするスタイルは,20年以上後になって「ニンテンドーDS」に応用されている。

 

また,任天堂以外でも,この人気にあやかった液晶電子ゲームは数多く発売された。
バンダイ「クロスハイウェイ」は,親に買ってもらえて相当やりこんだし,友達のうちでは「大地震」「バクダンマン」などで遊んだ。
こちらのゲームも徐々に進化を遂げていくのだが,1つだけ特に紹介したいのはこれ。

 

● モンスターパニック(エポック社)  骸骨のキャラクターのイラスト

お化け屋敷の中を待ち構える怪物たちを避けながら進んでいくのだが,最後にガイコツとの一騎打ちがあるのがポイント。この「攻撃」という要素が加わることで,ゲームの奥行きが格段に増している。ある意味,バイオハザードの原点と言っても良いかも??
個人のサイトなので引用はしないが,詳しく紹介しているホームページもあるので,ぜひググって見てほしいです。