わが愛すべきゲーム自分史(33)1992年・20歳  ~ 元祖箱庭シミュレーション「シムシティ」 ~

当時、この年(と言っても20歳そこそこだが)まで様々な種類のゲームを楽しんできたなかで、反射神経系のゲーム(アクション、シューティング)よりも、物語性があって長時間考えるゲームに好みが定まってきた。

 

しかし、ここまで「シミュレーションゲーム」はまったくやってこなかった。
ファミコンでも信長の野望・全国版」などは出ていたのだが、価格が高いのと、パソコンゲーム出身特有の高度なゲーム性が、後発ゲーマーを敬遠させていたのかも。

といっても、わざわざ高額なパソコンを買おうという気にもなれなかった。
(インターネットも普及しておらず、文書作成もワープロ専用機が主流だった時代。
 ゲームだけのために高額なパソコンを買うのは流石にぜいたくという自制心があった)

 

そんな折、スーパーファミコンで発売されたシムシティが面白いと友人に勧められ、試しに買ってみたところ、これにはハマった。
これもルーツはパソコンなのだが、家庭用機向けにかなりソフトなアレンジがされており(Dr.ライトのアドバイスなど)、初心者にも十分楽しめた。

街づくりをしている人のイラスト


マップの広さが固定されているので、適当に街づくりしているとすぐに開発可能地域が埋まってしまい、交通渋滞や公害を引き起こしてしまう。住宅街もスラム化するなど、よく設計されたゲームだと思った。
まあ、人口に貢献しない「病院」「学校」が勝手にできたらすぐ壊すというズルもやりはしたが、少しずつ少しずつ、時間をかけて人口が増えていく様を楽しむのは、私の凝り性な性格によく合っていた。

人口40万人くらいで開発が一度頭打ちになるのだが、何週間もかけて試行錯誤を繰り返し、ようやくメガロポリス(人口50万人)を達成したときの感慨はひとしおだった(何の報酬もないのに)。

 

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今も、学生時代のように余裕時間が有り余っていれば、「メガドライブミニ2」に入っているポピュラスなど、「箱庭ゲーム」を楽しみたいなぁと思っています。


(といいつつ、「ロストジャッジメントをトロコンするために毎晩ポーカーやら麻雀やらリス探しやらに勤しんでいる自分が、どの口で言ってるんだとは思うが・・・。 これは違う意味での箱庭ゲームですね)

 

しかし、同じシミュレーションゲームでも「ファイヤーエンブレム・紋章の謎は全く操作性がわからず、30分で挫折してしまった。

(これは5年前、ミニスーファミでの話)

名作の誉れ高き作品でも、個人的には向き不向きがあるのだと思いました。残念。