わが愛すべきゲーム自分史(26)1991年・19歳  ~ 麻雀牌ソリティア「上海Ⅱ」 ~

この時期、ゲームセンターでよく遊んだパズルゲームがもうひとつ。

 

● 上海Ⅱ(サンソフト

maedahiroyuki.com

もともとはMacパソコンに付属したゲームだったらしいが、私は大学の授業以外でパソコンに触れたことはなかったので、そんな経緯は知らない。アメリカ発のゲームだというのも,今回調べて初めて知った。

当時の私は,アーケードで初めて見て、意外な奥深さにハマった。

 

並んで積み上げられた麻雀牌1セット分を、神経衰弱の要領で2枚ずつ取り除き、全部消せばクリアなのだが、
基本ルールとして、
 ・ 横に並んでいる牌は、外側からしか取り除けない
 ・ 縦に積まれている牌は、上からしか取り除けない
ことになっている。

 

そして、このゲームを面白くしているポイントは

・ 同じ種類の牌は4枚あるので、4枚いっぺんに取り除ければ間違いはないのだが、4枚すべて取り除ける状態で見えているケースは少ない(逆に言うと、このケースを見つけたらチャンスになる)

・ 縦に積まれている場合、基本的に下の部分の牌は見えないのだが、一部分「半分ずらして積んでいる」箇所があり、牌の一部だけが見える。
 その場合、例えば下半分だけだと、「六筒と七筒」「三索と四索」「萬子すべて」などの見分けがつかない。

 したがって,ある程度は勘に頼るしかないのだが,勘に頼る局面をなるべく少なくするのもテクニックなのだ。

 アーケード版は,考え込まれても商売にならないため制限時間が設けられているが,牌を一組取り除くたびに数秒間持ち時間が増える(チェスで言うフィッシャールール)。それほど切迫はしないものの,考え込む場面で少し焦るのも醍醐味。

 

 牌が残って取り除けなくなると,「手詰り」と表示されてゲームオーバー。

 運が悪いと,最後の2枚だけ上下に積まれた形で終わることもあり,結構悲しい。

 

 今でも地味に人気で,ネット上にはフリーのブラウザゲームも結構あるので,未経験の人はぜひやってみてください。